先日、名古屋で開催された「薬剤師×AI活用事例を勉強する会」に参加してきました。薬剤師としてAIをどう活かすか、実際の現場事例を交えながら学べるということで、興味津々で足を運んだ次第です。
どんな会だったの?
参加者は薬剤師をはじめ、医療従事者やAIに関心を持つ方など、バックグラウンドはさまざま。発表形式のセッションとグループディスカッションが組み合わさったスタイルで、終始和やかな雰囲気でした。主催者の方々の「とにかくやってみよう」というスタンスが伝わってきて、難しく考えすぎなくていいんだ、と少し気持ちが楽になりました。
印象に残った活用事例①:在宅訪問のルート効率化
在宅訪問をメインにしている薬剤師の方が紹介していたのが、Claude Codeを使った訪問ルートの最適化です。患者さんの住所・訪問時間・薬の準備時間などの条件を入力すると、効率的な回り順を自動で提案してくれるシステムを自作したとのこと。
これまでは感覚と経験でルートを組んでいたそうですが、AIに任せることで移動時間が大幅に削減でき、その分だけ患者さんと向き合う時間が増えたと話されていました。プログラミングの知識がなくても、Claude Codeと対話しながら少しずつ作り上げていったという点も印象的でした。
印象に残った活用事例②:経営者の秘書業務への応用
もう一つ面白かったのが、薬局を経営されている方によるAIの秘書的活用の事例です。具体的には、毎日大量に届くメールの仕分け・返信文案の作成や、スケジュール調整・リマインド管理などをAIに担わせているとのこと。
「院長業務や経営判断に集中したいのに、雑務で時間が取られる」という悩みはどの経営者にも共通するもの。それをAIが肩代わりすることで、本来やるべき仕事に時間を使えるようになったとおっしゃっていました。
私自身が感じたビジネスチャンス
私はこれまで病院に勤務していましたが、その中で気になっていたことがあります。それは、ドクターが本来注力すべき診療・判断業務に十分な時間を割けていないという現実です。書類対応、カルテ入力、各種連絡調整…本来は医師以外でも対応できるタスクが、貴重な診療時間を侵食しているケースを何度も目にしてきました。
今回の勉強会で様々な事例に触れ、「AIを使ってドクターの周辺業務をバックアップするシステムを作れれば、稼げるチャンスがあるのでは」と強く感じました。在宅訪問の効率化にせよ、秘書業務の代替にせよ、医療×AIの掛け合わせにはまだまだ未開拓の領域が残っています。
参加してみての感想
「薬剤師×AI」というテーマはまだ黎明期という印象ですが、だからこそ動いている人たちの熱量がすごい。具体的な事例を聞くことで「自分にもできるかも」という気持ちが芽生えました。名古屋まで足を運んだ甲斐がありました。次回も機会があればぜひ参加したいです。

