マイクロ法人で資産運用を続けていると、「取り崩しとリバランスを同時に考える」場面が必ず出てきます。株式比率が高すぎるときは売却してリバランスしつつ、生活費や経費も確保しなければならない——この計算、意外と複雑です。そこで今回もClaude Coworkに依頼して、リバランス・取り崩し計算ツールを作ってもらいました。
作ったツールの概要
完成したのは「資産運用 リバランス・取り崩し計算ツール」。定額法・定率法の両方に対応しており、さらにGBMモンテカルロシミュレーションも搭載しています。
- A|現在の総資産額(円)
- p|目標株式比率(0〜1)
- s|株式の年間リターン(例:0.10 = 10%)
- b|現金・債券の年間リターン(例:0.01 = 1%)
- 取り崩し方法:定額法 / 定率法の選択
- q|年間定率取り崩し割合(例:0.05 = 5%)
出力される結果が秀逸
数値を入力すると右側のパネルに以下が即座に表示されます。
- 今期の取り崩し額(リバランス込み):現金・債券と株式それぞれの引き出し額を分けて表示
- リバランス提案:「株式の売却益から○○円を現金・債券として購入します」と具体的なアクションが自動算出
- 取り崩し後の資産残高と構成:最終的な資産残高が一目でわかる
たとえば総資産5,000万円・株式比率90%・年間リターン10%・定率5%取り崩しでは、株式からの取り崩し額が約285万円、うちリバランス分が約13万円と即座に算出されました。
GBMモンテカルロシミュレーションとは
このツールの目玉機能がGBM(幾何ブラウン運動)ベースのモンテカルロシミュレーションです。何百通りもの将来シナリオを確率的に描画し、「資産がどの範囲に収まりやすいか」を可視化します。単純な平均リターンだけでは見えてこない最悪ケースと最良ケースの幅を把握できます。
Claude Coworkで作るときのポイント
事前にロジックを整理してからプロンプトを入力しました。定額法・定率法の計算式の違いやリバランスのロジックを明確に言語化してから指示すると、一発でかなり完成度の高いツールが出来上がりました。「GBMを使って実装して」と伝えるだけで統計的手法も実装してくれる点には改めて驚かされます。
まとめ
取り崩しとリバランスを同時に最適化する作業は、エクセルで手計算すると相当な手間がかかります。Claude Coworkを使えば自分の状況に合わせたオーダーメイドのツールを短時間で作れます。マイクロ法人での資産管理をより精緻にしたい方はぜひ試してみてください。

