マイクロ法人で資産運用をしている薬剤師の先輩に会う機会があり、法人設立についていろいろ相談させてもらいました。
実際に運用されている方のリアルな話は、本当に参考になりますね。
先輩のマイクロ法人スタイル:高配当株で法人を回す
先輩の場合、法人で高配当株への投資を行い、そこから得られる配当金を法人の運営費に充てているとのこと。
「配当金が入ってくる限り法人が維持できる」という仕組みで、シンプルかつ安定感のある運用スタイルだと感じました。
インデックスファンドを見送った理由
先輩はS&P500のようなインデックスファンドも投資先として検討したそうです。ただ、ある懸念から一旦取りやめたとのこと。
それが「売買目的有価証券」に分類されるリスクです。
法人が保有する有価証券は、その保有目的によって勘定科目が変わります。「売買目的有価証券」に分類されると、期末時点の含み益にも課税されてしまいます。
売却していないのに税金が発生するのは、キャッシュフロー的にも痛い話です。
「投資有価証券」で仕訳すれば含み益は非課税
この話を聞いて、私がお伝えしたのが「投資有価証券」という勘定科目の存在です。
ブログやSNSで情報収集していた際に知った知識で、長期保有を目的とした有価証券を「投資有価証券」として仕訳すると、含み益の段階では課税されないという扱いになります。
つまり、インデックスファンドを購入する場合でも、勘定科目の選択次第では含み益課税を回避できる可能性があるということです。
先輩もこの点はご存知でなかったようで「それは知らなかった!」と驚いていました。もちろん実際の処理については税理士さんへの確認が必須ですが、選択肢として知っておく価値は十分あると思います。
税理士さんへの丸投げは意外とメリットが多い
もう一つのアドバイスが、法人・個人事業の決算は税理士さんに任せることです。「お金はかかるけど、それ以上のメリットがある」と力説されていました。
その理由の一つが、補助金や優遇制度に関する情報提供。
税理士さんは顧問契約の一環として、事業者が使える各種制度や節税策の情報も教えてくれることが多いとのこと。
自分で調べると見落としがちな情報を、プロが先回りして教えてくれるのは大きなメリットです。決算書類の作成だけでなく、経営のサポーターとして活用するという発想は、早い段階で持っておきたいと思いました。
まとめ
先輩との会話から得られた気づきは大きく2つです。
一つは、有価証券の勘定科目の選択が税負担に直結するという点。もう一つは、税理士を「申告の代行者」ではなく「情報を持ってきてくれるパートナー」として捉えるという視点です。
マイクロ法人での資産運用を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

